結婚式や葬式などのフォーマルな場と違い
ビジネスシーンには
スーツの色に関して
明確なルールはありません。
職業のイメージや
会社の雰囲気などに合わせて
選ぶのが基本的なマナーです。
ビジネススーツの定番である黒や紺は
マナー違反となる場面が少ないので
持っていても損はありません。
黒いスーツは
フォーマルな場所で
着るものとして用いられてきましたが
リクルートスーツに見られるように
若い人の間では
ビジネスでもよく着られています。
黒は重厚な印象を与え
言葉に説得力を持たせます。
銀行マンや公務員など
堅いイメージの職業で好まれる色です。
知的で誠実なイメージを持つ紺のスーツは
さまざまなビジネスシーンで着ることができ
紺のスーツに白いシャツは
相手に真面目な印象を与える
定番の服装です。
一方、個性を出すことが重要な職業や
ビジネス以外のシーンでスーツを着る場合は
もっとカジュアルな色のスーツが
求められることもあります。
あまりに派手な色や毒々しい色など
相手を不快にさせない
色を選ぶことが最低限のマナーです。
黒はビジネススーツの定番ですが
より濃い黒で仕立てられている
フォーマルスーツは
ビジネスにふさわしくありません。
名前の通りフォーマルな場で着るで
ビジネスで着るのは
マナー違反とされています。
海外では黒は
パーティー用のイメージが強いため
普通のビジネススーツであっても
海外の方と仕事をするときは
黒を避けた方がいいかもしれません。
ビジネスシーンでは黒も紺も定番色ですが
どんな場面でも問題なく
使えるのは紺だといえそうです。
グレーのスーツは
落ち着いた印象や控えめな印象を与えます。
相手の警戒心を和らげる効果を持つため
事を荒立てたくないときには
グレーのスーツがおすすめです。
無彩色であるグレーは
ほとんどの色と相性が良く
コーディネートがしやすいのも特徴です。
シャツやネクタイとの組み合わせによって
さまざまな印象を持たせることができます。
使い勝手の良さから
グレーもビジネスでは定番の色です。
人によっては疲れているように
見えてしまうこともあるので
気を付ける必要があります。
濃淡が変わると
黒や白が持つ要素が強くなり
グレーの持つ疲れたイメージも薄くなります。
チャコールグレーだとより大人の雰囲気に
ライトグレーだと華やかな
イメージが加わります。
チャコールグレーは
黒や紺に近い色として
ライトグレーはカジュアルな色として
考えると良いでしょう。
スーツによって、雰囲気が変わるので
目的にあわせて選ぶことが大事です。
